自転車ピッキング法

ナンバー錠

 

 

ナンバーを合わせるタイプのチェーン錠もポピュラーな存在です。鍵が不要なので紛失する心配はありませんが、しばらく使用していないと肝心の解錠ナンバーを忘れてしまうことがあります。

 

このナンバー錠の構造についてですが、ナンバー錠で数字が書かれている部分はそれぞれ円形の形状ですが、円周の1箇所だけに「くぼみ(切り込み)」が入っています。

 

番号の付いていない反対側は太目のクシのような形になっているのですが、鍵が外れるためには「くぼみ(切り込み)」が一列に並べばいいわけで、それが解錠ナンバーとなっています。

 

次はこれの開け方ということですが、一部の超高級品ではできない場合もあることを留意しておいてください。まず、一番上の番号(回す部分)からですが、ここを指で押し上げると、実は非常に僅かですが傾きが出るのです。この状態で引っ張って見て、指で押し上げているナンバーが動いたら、他の番号でも同じ事をやっていきます。

 

そうするとどれか動かないはずで、動かない番号はその時丁度開錠される位置にあるということになります。番号鍵は大抵3列か4列ですが、これをすべて同じ要領でやっていきます。これで開錠できるはずです。ただし番号が動くのは非常に僅かなので、あらかじめ番号の分かっている鍵で練習をしてみた方がいいでしょう。慣れた人なら5分以内で開錠できるとのことです。