ピンタンブラー錠
主に南京錠などに使われるタイプの鍵の1つにピンタンブラー錠というのがあり、更に安全性向上のために上下にシリンダーの付いているダブルタイプなどもあります。
これと金属チェーンを組み合わせて自転車のロックにすれば頑丈そうで非常にいいのですが、本体自身はよく使用されるタイプなので、ピッキングの対象になりやすくなっているようです。特に対策を施した種のものではない場合は、特別な道具がなくてもピッキングできるとされています。
ピンタンブラー錠の構成ですが、これは本体シリンダー内にトップピンとボトムピンが入っており、トップピンがシリンダーと外枠の間にあってシリンダー回転を妨げるようになっています。ちゃんと鍵を差し込めば、ボトムピンがトップピンをシリンダーの外に押し上げてシリンダーを回転させて開錠できるわけです。
詳しく言えば複数のトップピンをシリンダーの上に押し上げれば、シリンダーが回転するということで、鍵がギザギザになっているのは複数のトップピンに合わせてあるからです。
普通にピック等を使ってトップピンを上げても上にバネがあって、ピックをはずすとトップピンは落ちてしまいます。ではどうすれば開錠できるのかということですが、紹介方法ではクリップ2個を使用しています。
ひとつは先を二つ折にして先にこれでいくつかのトップピンを外に押し上げ、さらにもうひとつのクリップの先を折らずに真っ直ぐさせて残りのトップピンを押し上げるのだそうです。
動画などでも実演して紹介されていますが、約30秒程度で解錠させていました。さてこれは素人が簡単にできるのかといえば、それはちょっと不明でもあります。